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2006年12月25日12時40分イワオヌプリ、表層雪崩発生直後の画像です。
拡大するとハッキリと画像の違いが分かりますが、雪崩発生直前と雪崩発生直後の画像です。
当日、俺達はニセコアンヌプリ北斜面をボトムまで滑り、五色温泉駐車場まで除雪されていない道路をスキーやスノーシューで歩いて、対面するイワオヌプリのボウルを楽しむスキーヤーなどを、休憩しながら眺めていました。
景色もカメラに収め、少し談笑しながらもう一度ボウルを見ると、一瞬自分の目を疑ったのです。さっきと目に映っているものが何かが確実に違うのです、さっきは無かった線がくっきりと在るのです。数秒後それは雪崩だと認識出来ました。
数名の姿は見えましたが慌ただしさは無いので大事には至らなかったようです。画像の影から破断面が20~50cmと思われ、画像の雪崩落ちた面積の雪がボトムに集まると十分に人が埋まれる深さになると思われるのです。
バックカントリーではスキー場の管理されたエリアとは違う危険が伴ないます、これはスキー場のゲートから行く事が出来るスキー場管理区域外でも同じ事です。
ニセコ雪崩調査所では数日前に表層雪崩を誘発する弱層が形成されている事を指摘していました、ニセコ雪崩調査所が出す雪崩情報などに耳を傾け、慎重に行動をする事が事故を未然に防げるのだと思われます。
まだ木は多いが、空いてるラインを上手く繋げば比較的長い距離のパウダーを滑る事が出来ます、所々風の影響を受けて少しパックされてますが十分楽しめるパウダーでした、分かりにくいですが拡大するとトラックが入ってるのが見えます、一番左が私のトラックです、最高でした。
*今日キング第4リフト山頂横のゲートがオープンしたのです。
ゲートにはスキー場パトロール隊員と雪崩調査所所長の新谷さんがゲートを通るスキーヤーに注意をするように声をかけています。
では、ゲートを通る時にどんな注意が必要か…
ゲートを出たらそこは管理されてない自然のままの場所なのです、危険を知らせる看板やロープはありませんし、雪崩の危険もあります、ニセコでは過去に雪崩での事故が多い時期があり、亡くなった方が少なくありません。もし1人でケガをして動けなくなっても誰もそこを通らないかもしれないのです、最悪の場合は一晩で凍死するのです。。。
安易に滑り込んではイケナイ、危険がいっぱい潜んでる場所なのです。
バックカントリーの経験が無い方はゲレンデ内で楽しみましょう。
そして、パウダーを安全に楽しみたい方はガイドを利用して下さい。